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コスタ・アマナ前編1/2  ジャウハラ前編1/2  幕間  後編1/2

コスタ・アマナ アクアマリーナ城

エメ
エメ

お城、調べ終わりましたよ!
王子の身につけている赤いブローチ…。あの宝石から、強い【夢の煙】の気配を感じます。

アスセーナ
アスセーナ

宝石…。そんな物に?

エメ
エメ

ハイ。間違い無いでしょう。
【夢の煙】は、形のあるものに取りつこうとするのです。
どうにか回収しなければ、いずれ大変なコトになってしまいます…!

アスセーナ
アスセーナ

それは…そうだが、王子の装飾品となると……簡単に手放してくれるかどうか…。
仮にも王子の護衛に就く身だ。間違っても攻撃など出来る筈もない。ううむ…。

アスセーナ
アスセーナ

…事がアルナディアに知れれば…奴らにとっては絶好の機会だな。
奴らは王子の襲撃を厭わないだろう。となれば厄介だ。

エメ
エメ

…もしかして、アルナディアには宝石のコトを教えないつもりなのですか?
ダメですよ!それじゃ「競争」になりません!

アスセーナ
アスセーナ

エメ殿、悪いが今回はそのつもりだ。
【夢の煙】は手の届く場所にあるがそれを阻む壁が多すぎる。下手を打てば惨事を招きかねない。
ひとまずは王子の隙を伺いつつ、宝石を手に入れられないか画策するとしよう。

アスセーナ
アスセーナ

…私達も手段を選んではいられないのだ。
夢の樹を早く取り戻さなくては…。

エメ
エメ

…………。

アスセーナ
アスセーナ

パンセレネ、三日月の羽騎士団長アスセーナ…参上致しました。
この度はコスタ・アマナの警備任務に我が騎士団の指名を賜り、恐悦至極に存じます。

フィリップ
フィリップ

…ふうん、君が騎士団長さん?
思ってたのとちょっと違うなあ。…まあいいや!
ようこそ僕の国へ!セバスチャンにはもう会ってるよね。

セバスチャン
セバスチャン

既に騎士団の皆々様を宿に案内させていただきました。
いやはや、あのような小さな宿しか提供できず申し訳ない!
なにぶん我が国の宿はどこもかしこも満員御礼、大賑わいなものでありますので!

フィリップ
フィリップ

幸い騎士団くん達が溢れなくてよかったよね~!
まあもしそうなったとしても、この国で困る事は何もないんだけどね!

セバスチャン
セバスチャン

その通りでございますとも!王子は本日も調子がよろしいですなあ!

フィリップ
フィリップ

そうだとも、僕はいつだって晴れやかな気持ちさ!
…ただひとつ、あの魔女の事さえなければもっと穏やかでいられたんだけどねえ。

アスセーナ
アスセーナ

…王子。詳しい任務内容についてお伺いしてもよろしいでしょうか。

フィリップ
フィリップ

任務内容?既に話したこと以上に何も言うことはないよ?
建国祭が開催されている間、魔女から僕を護る事。ただそれだけだよ。
あっ、くれぐれも建国祭を台無しにするのはやめてよね。
君たちの名誉に懸けても…ね?

アスセーナ
アスセーナ

その魔女が仕掛けてくることは、確実なのでしょうか。襲撃の日時の目星などは…。

フィリップ
フィリップ

はあ?いつ仕掛けてくるかなんて僕に分かるわけないよ、お馬鹿さんなの?
でも、あいつは必ず来る。悲しいよねえ…僕は友好を築きたいのにさ。

アスセーナ
アスセーナ

………。
任務遂行の暁には報酬をいただける手筈ですが、その件について…。

フィリップ
フィリップ

報酬?もしかして僕が君たちにお礼もしないで仕事してもらうとでも?
はあ…そこまで舐められてるとは思わなかったな。

セバスチャン
セバスチャン

全くでございますな。ご心配ならずとも報酬は弾みますとも!

アスセーナ
アスセーナ

失礼しました。我々の名誉にも懸かっているので。

フィリップ
フィリップ

ふぅん。なんだったら君たちの望む好きなものをあげてもいいよ!
ロッジでも土地でもね。何でもいってごらんよ。

アスセーナ
アスセーナ

…然様であれば、フィリップ王子。
貴方の胸の宝石を、報酬として頂く事は出来ますか?

フィリップ
フィリップ

……………!!

フィリップ
フィリップ

はは…ははは!あはははは!面白いこというねえ君!

アスセーナ
アスセーナ

何でも、と仰られましたので。

フィリップ
フィリップ

はは…! …確かに、確かにね。
この宝石は特別でねえ…。…あげてもいいけれど、ただではあげられないなあ。

セバスチャン
セバスチャン

如何されますかな、王子?

フィリップ
フィリップ

…そうだねえ。君たちに追加の任務を与えるとしよう。
このコスタ・アマナの海の奥深くに、忌々しい魔女めの城がある。そこへ向かってもらいたいんだ。

アスセーナ
アスセーナ

まさか、魔女を直接倒せと仰るのですか?

フィリップ
フィリップ

違うよ、慌てん坊だな君は!そこまで苦労は掛けさせないよ。
海底には、とある宝玉が沈んでいる。
海の蒼さを閉じ込めたようなそれは、【藍色の玉】と呼ばれる秘宝…。

フィリップ
フィリップ

君たちに宝石をあげちゃったら、新しい宝石が必要だからね。
その代わりと成りうる石を集めて来て欲しいんだ。
海底に小さなものがいくつも散らばっているのさ。魔女を倒すより遥かに簡単だろ?

アスセーナ
アスセーナ

……承知致しました。
これより三日月の羽騎士団は「コスタ・アマナ建国祭」期間中の警護任務に就き、
魔女の脅威の排除、及び【藍色の玉】取得のため、海底へと向かいます。

フィリップ
フィリップ

よろしくね~、騎士団くん!
いやあ…僕はとってもうれしいよ!君もうれしいよね?…ね?

アスセーナ
アスセーナ

ええ、光栄です…。

アスセーナ
アスセーナ

(厄介事を更に押し付けられたが…平和的な手段に持ち込む事は出来た。上々だ。
 魔女は気掛かりだが…それ以上に、アルナディアを警戒しなければ。
 奴らは必ず何処からか嗅ぎ付けてくるだろう…。)

海底の都 オーサルアトゥイ

ノクス
ノクス

確かに帰れと言われた筈だが…。
呼び出しとはどういう風の吹き回しだ?

アンネローゼ
アンネローゼ

…先程の非礼を詫びよう。
貴様の意見を飲むと決めた。我々を陸地へと導く手助けを頼みたい。
但し、少しでも怪しい動きをしてみろ……貴様は野望を完遂する前に、泡となり消える事となるぞ。

ノクス
ノクス

…ハハッ!
何がお前を心変わりさせたかは知らないが…その希望、応えてやるさ。
折角の建国祭だ、派手に祝ってやらないとな!

ノワール
ノワール

ガハハハハハ!オレたちは大暴れすりゃァいいんだな?
地上を呑気にうろつく三日月のヤツらァ、きっと度肝抜かれるぜェ…!

アンネローゼ
アンネローゼ

……全ては我が島の為だ……。

ノクス
ノクス

何の用だ。わざわざ城から連れ出して…。

クレタ
クレタ

…あなた様を信じて、大切なお話をさせていただきたいのです。
…アンネローゼ様の島があの男に奪われた経緯についてです。
協力を仰ぐ以上、あの男の力についても知ってもらいたくて…。

ノクス
ノクス

オーサルアトゥイは、コスタ・アマナに「島を譲渡した」筈だろう。
領土争いも起こらなかったと記録に残されている。
…姑息な手段を使う国だ、無論その額面通りとは誰も思っちゃいないが。

クレタ
クレタ

ええ。オーサルアトゥイは、あの男の異能の力により、追放されたのです。
「感情を共有する異能」…ある種の洗脳と言ってよいかもしれませんね。
自分の思い通りに、人のこころを動かす…。とても恐ろしい力です。

クレタ
クレタ

アンネローゼ様は心優しいお方…。
その優しさにつけ込んで…あの男はアンネローゼ様を洗脳しました。
そして、アンネローゼ様自ら島を差し出すよう仕向けさせたのです。

クレタ
クレタ

洗脳は徐々に解かれてゆきましたが、
先ほど申しましたように…アンネローゼ様のご様子が以前とは変わってしまいました。
そして裏切りを恐れ、他者との関わりを断ってしまわれた…。

クレタ
クレタ

…コスタ・アマナの陸地ではあの男の力が十分に及びます。
おおよそ、人々の賑わいもあの男の力の影響なのです。
あの男の幸せは人々の幸せ。あの男が怒りに駆られれば、人々も…。

ノクス
ノクス

…成程な。少々厄介だが、仕組みさえ把握出来れば策はいくらでも練れる。
情報提供、有り難く受け取ろう。

クレタ
クレタ

こころを強く保てる事ができれば影響は少なく済む筈です。
どうかお気をつけて…。

効果音

ザザッ…

焔月
焔月

………殿?主殿!
あーあー、通信、聞こえてるかい?

ノクス
ノクス

焔月か、どうした?

焔月
焔月

騎士団に、王子から島の警護に加えて新しい命令の発布があったんだよ。
海底の【藍色の玉】ってのを持ってこいってさ。

クレタ
クレタ

…! 藍色の玉ですって…?!

クレタ
クレタ

【藍色の玉】は…アンネローゼ様のお力が込められた宝玉の呼び名です。
結晶として海底に散りばめることで、オーサルアトゥイを守護しているのです…。
無くしてしまったら、お力まで失ってしまう…!

ノクス
ノクス

…絶対に奪われてはいけない宝玉…って訳か。
奴らより先に多く集め、アンネローゼの元に還せばいいんだな?
直ちに招集を掛けよう。…俺達に任せろ。

クレタ
クレタ

…ええ。どうか、お助けください…!

パンセレネは建国祭護衛の要請を請け、海の王国コスタ・アマナへやって来ました。
当初の任務は護衛でしたが、建国祭の前日より、海底の都オーサルアトゥイの【藍色の玉】回収任務を命じられます。
防衛するアルナディアに回収される前に、一つでも多くの【藍色の玉】を回収しましょう。
海底には魔物が出没します。注意して進みましょう。

NPCは「アスセーナ」「ルシエル」の2名が参加します。
サポートとしてこちらには「大臣のセバスチャン」が付きます。

アルナディアはパンセレネに対抗すべく、海底の都オーサルアトゥイへやって来ました。
コスタ・アマナ襲撃を企てる都の主・アンネローゼの力の源である【藍色の玉】が狙われてしまいます。
遣わされたパンセレネに回収される前に、一つでも多くの【藍色の玉】を回収しましょう。
海底には魔物が出没します。注意して進みましょう。

NPCは「ノワール」「ノーチェ」の2名が参加します。
サポートとしてこちらには「人魚のクレタ」が付きます。

・両陣営の探索は同エリア、同時刻にて行われます。遭遇、合流はご自由に行ってください。
 ただしクエスト自体は各所属のものを選択し進めて下さい。無許可での変更は出来ません。
・ゲーム中に出てくるイベントは作品のネタ作りに使って下さい。(忠実に再現・反映する必要はありません)
・今回のイベントは数日程度の出来事とお考えください。本陣への帰還、途中参加、ジャウハラ隊への移動も可能です。

ジャウハラ隊と合わせ、全ての登録キャラクターの総獲得ptが〈2000pt〉以上となればクエストクリアです。

3章は2つの夢島を舞台とし、前半戦と後半戦に分かれて追加クエストが出ます。
前半戦は追加クエストとして、コスタ・アマナ隊は【藍色の玉】を回収します。

パンセレネ、アルナディアのどちらが【藍色の玉】を多く入手したかにより、後半戦シナリオの内容が分岐します。

中間発表後、後半戦のクエスト内容が発表されます。
(掲示板の作品投稿は、第3章期間内であれば前半戦、後半戦に関係無く投稿が可能です)

 

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